こんな疑問を解消します。
STUDIOはプログラミング不要でホームページが制作できるツールで、初期の制作費用はもちろん、完成後の固定費も比較的安く抑えれます。
ホームページの新規制作はもちろん、他のサービス(WordPressなど)からの移行もぜひ検討してみてください。
目次
STUDIOの料金プラン【2023年12月現在】
STUDIOの料金プランは大きく分けて、4つあります。年払いと月払いがあり、年払いの方が20%以上やすくなる設定です。STUDIOに支払う費用はこの月額利用料のみとなります。
つまり自分でサイトを制作・公開するなら、初期費用/運用費も含めて、STUDIOの支払う月額費用だけが必要になる、ということになります。
画像引用:STUDIO公式の料金プランのページ
複数のサイトを運用する場合
STUDIOでは、プロジェクトごとにプランが適用される仕組みになっています。例えば、有料のStarterプランでサイトを2つ運営するなら、2つのサイトでそれぞれ月額利用料が発生することになります。
プランごとに使える機能が少しずつ異なります。各プランの特徴を紹介しつつ、どのようにプランを選べばよいかを解説していきます。
STUDIOの料金プラン解説
結論から言うと、プランで迷っている人はまずはFreeプランでサイトを作り始めて、機能が足りないと感じた場合にプランをアップグレードしていくのが一番スムーズだと思います。とは言っても、制作着手の前にプランの目安を確認をしておきましょう。
無料プラン(Freeプラン)
各プランの中でも「無料のお試しプラン」という立ち位置です。機能の制限が多いのが特徴ですが、特にこだわりがないシンプルなサイトの場合は、無料プランでも運営が可能です。
特徴①:独自ドメインを利用できない
Freeプランでサイトを公開すると、”https://xxxxxxx.studio.site”というURLになります(xxxxxxの部分を任意の文字列にできます)。このURLには”.studio”が挿入されているので、独自ドメインではありません。
独自ドメインというのは完全にオリジナルのURLのことです。例えば当サイトのURLは”https://shinyuri-design.com”で、”cheese-design.com”の部分が独自ドメインになります。
これから長期にわたってサイトを運営していきたいという場合は、独自ドメインを取得することをおすすめします。ただ、他のプラットフォーム(InstagramやFacebookなど)での運用がメインで、ウェブサイトは補助的な役割である場合は独自ドメインでなくても良いでしょう。
独自ドメインについて
特徴②:CMSの公開アイテムは100件まで
CMSとは、サイトのコンテンツ管理システムのことです。SUDIOのCMSでは、投稿記事やコレクションといったものを「アイテム」と呼んでいます。アイテムが100件まで公開可能ということは、例えばお知らせ記事だけなら100記事まで公開可能、ということになります。
特徴③:STUDIOのバナーが消せない
サイトを公開すると、画面の左下にSTUDIOのバナーが小さく常に表示されます。表示されても特に大きなデメリットはありません。「サイトの雰囲気に合わない」「安っぽく感じる」という人にとってはデメリットになります。
特徴④:外部ツールとの連携ができない
サイトの訪問者の分析ができる外部のツール(Googleアナリティクなど)との連携が不可です。しっかりとサイトを分析・改善して訪問者数やPV数を増やしたい場合にはデメリットになります。
特徴⑤:月間PV数は10,000PVまで
月間PV数とは、毎月1日から末日までのページの閲覧回数の合計です。PV数はダッシュボード(管理画面)から確認できます。PV数の上限に達したからといって、即座にサイトが閲覧不可になったり、勝手にプランが変更されることはないようなので、安心してください。
※参考:STUDIO公式 プランごとの月間PV数制限について
特徴⑥:フォームの回答の保存は100件まで
お問合せフォームから送信された回答を、100件まで保存できます。上限を超えた回答はダッシュボード(管理画面)や通知メールで確認できなくなります。プランをアップグレードすると、送信日時の古い回答から順に確認できるようになります。
その他の特徴
・特定のページのみの非公開ができない
・サイト全体のパスワード制限ができない
サイトを制作して運用すると「このページは非公開状態にしたい」「パスワードを知っている人にだけ、閲覧してほしい」という場合が出てきます。ただ、小規模にサイトを制作したい場合は必要な場面は少ないので、大きな問題ではないです。
おすすめの方
- 小規模に始めたいけど、どのプランにすれば良いかわからない
- とにかく維持費用を抑えたい
まずはこのプランから始めて、必要に応じてプランを上げていくのが良いです。
Starterプラン(スタータープラン)
Starterプランでは、CMSの利用以外はFreeプランよりも制限が緩和されています。
特徴①:CMSが利用不可!
Freeプランで利用できていたCMSが、Starterプランだと利用不可になります。CMSの利用ができないので、このプランはLP(縦長の1ページのウェブサイト)向けといえます。
※CMSが利用できないと、アイテム(投稿記事やコレクションなど)の公開ができません。例えばブログを1本執筆しても、記事を表示する用のページを毎回新規作成する必要があります。一方でCMSがあれば、ブログのタイトル・サムネイル・本文などをCMSに登録し、簡単に記事用のページを自動作成できます。
その他の特徴:Freeプランよりも制限が緩和されている
・独自ドメインが設定できる
・STUDIOのバナーは非表示
・外部ツールとの連携が可能
・月間PV数は50,000PVまで
・フォームの回答の保存は1,000件まで
おすすめの方
- LP(縦長の1ページのウェブサイト)を作りたい方
CMSプラン
Starterプランよりもさらに制限が緩和され、ほとんどのタイプのサイトに対応しているプランです。ライター権限が設定できるのが特徴です。
特徴①:CMSが利用可能
StarterプランではCMSは利用不可でしたが、CMSプランでは利用可になります。公開できるアイテムは2,000件までです。例えば、お知らせ記事だけなら2,000件まで公開が可能となります。
特徴②:ライター権限は3人まで
ライター権限とは、「ウェブサイトのデザインの編集に関わる部分にはアクセスできないが、記事を執筆するためのCMSにはアクセスできる権限」のことです。サイト管理者が、ライターさんなどに記事の作成を依頼する際に利用する権限となります。
その他の特徴
これ以外については、Starterプランと同様か、制限が緩和されています。
・独自ドメインが設定できる(Starterプランと同様)
・STUDIOのバナーは非表示(Starterプランと同様)
・外部ツールとの連携が可能(Starterプランと同様)
・月間PV数は100,000PVまで(制限の緩和)
・フォームの回答の保存は10,000件まで(制限の緩和)
おすすめの方
- CMSの機能を使ってブログやお知らせを公開しながら、且つ外部ツールを使ってサイトの分析を行いながら運用していきたい方
- 月間PV数や、お問合せの数が多い
Businessプラン
このプランは、大規模なウェブサイトを運用したい方が対象です。
特徴①:高速対応サポート
Freeプラン以外の有料プランには、全て「有料プラン専用サポート」がありますが、Businessプランにのみ「高速対応サポート」が設けられています。有料プラン専用サポートよりも優先的にサポート対応をしてくれるようです。
その他の特徴:CMSプランよりもほぼ制限が緩和されている
・公開アイテムは10,000アイテムまで(制限の緩和)
・ライター権限は無制限(制限の緩和)
・月間PV数は1,000,000PVまで(制限の緩和)
・フォームの回答の保存は10,000件まで(CMSプランと同様)
おすすめの方
- PV数(月間10,000PV以上)や公開アイテム数(1,000件以上)が多い
- 大規模なサイトを運用したい
月額利用料以外の費用について
STUDIOでは基本的に、プランごとの月額利用料のみでサイトの公開から運用までできます。ただし、外部ツールなどを任意で利用する場合、その外部ツールの利用費用がかかる場合があります。
独自ドメインについて
一番代表的なものは、独自ドメインです。独自ドメインを利用したい場合は、STUDIOではなくお名前.comなどから契約・取得する必要があります。
費用は年間1円から取得できます。貴重なドメインほど高価になっていきます。
まとめ
STUDIOの各プランを解説してきました。
新ゆりデザイン事務所では、STUDIOを利用したのウェブサイト制作を行っています。既にウェブサイト運用している方でも、お客様の現在のサイトや今後の方針をヒアリングし、STUDIOを導入すべきかどうかの相談も受け付けています。
どうぞお気軽にお問合せください。