Studioのサイトでやりたい機能があるけど、実装できるのかわからない…。Studioができないことって何?
Studioは、ノーコードでありながらデザイン性が高く、個人サイトやビジネスサイト制作で人気のツールです。
一方で、どんなWeb制作ツールにも得意・不得意があり、Studioも例外ではありません。
特に近年は「Studio=何もカスタマイズできないノーコードツール」という認識はやや古くなっており、現在では一部コードのカスタマイズや外部サービス連携が可能になっています。
この記事では、新ゆりデザイン事務所が、
- Studioで「できない(または苦手な)」こと
- 現在のStudioで「できるようになったこと」
- 代替案・向いていないケース
を整理し、Studioを選んで後悔しないための判断軸を解説します。
目次
Studioが「できない」とされる主な機能と理由
Studioはノーコードツールとして非常に優れていますが、複雑なプログラミンには対応していないため、実装できない機能がいくつかあります。
会員登録機能や本格的なEC機能
Studio単体では、会員登録やログイン機能、ユーザーごとのマイページカートや決済機能を含む本格的なECサイト(通販サイト)を構築することはできません。
これはStudioがWebサイトのデザインと情報発信を主目的としたツールであり、ユーザー認証や複雑なデータ処理を前提としていないためです。
ただし完全に不可能というわけではありません。
Shopifyの購入ボタンを設置したり、外部の予約サービスやフォームサービスを組み合わせたりすることでECサイトに近い構成を実現することは可能です。実際にStudioと外部サービスを組み合わせて運用しているケースも増えています。
高度なプログラミングで実装する機能
Studioはあくまでノーコードツール(プログラミング不要でWebサイトが制作できるツール)です。
独自のプログラミングコードを多用するWebアプリケーションや、業務システムのような複雑な実装には向いていません。
ただし現在のStudioではJavaScriptの追加や外部スクリプトの埋め込みが可能になっています。そのため簡単なカスタマイズや拡張であれば、Studioでも実現できるケースは多くあります。
CMSの高度なカスタマイズや大規模運用
StudioのCMSは、ブログやお知らせ、実績紹介など、中小規模のコンテンツ運用に適しています。
一方で、数万記事規模の大規模メディアや、複雑な条件分岐を伴う表示設定、高度な検索やランキング表示が必要な場合には、制限を感じることがあります。
このようなケースでは、外部CMSとStudioをAPI連携させ、Studio側ではデザインと表示に専念させる構成を取ることで対応可能です。
コンテンツ管理の柔軟性とStudioのデザイン性を両立させる方法として、Studioは現実的な選択肢となります。
Studioで使えない具体的な機能
Studioは非常に完成度の高いノーコードWeb制作ツールですが、一般的なWebサイトでは当たり前に使われている機能の中に、Studioでは標準機能として用意されていないものもあります
代表的な例が、次の2つです。(2025年12月現在)
- 記事一覧のページネーション(ページ送り機能)が使えない
- 月別・年別アーカイブページが自動生成されない
ページネーションが使えないとはどういうことか
ページネーションとは、記事一覧ページの下部などに表示される「1 / 2 / 3」「次へ」「前へ」といったページ送り機能のことです。
Studioでは、ブログ記事やCMSコンテンツを一覧表示することはできますが、このページネーションを自動で生成する機能は用意されていません。そのため、記事数が増えてくると、一覧ページが縦に長くなりやすいという特徴があります。
ただし、これは「致命的な欠点」というわけではありません。
実際には、
- 記事数を絞った一覧設計にする
- 「もっと見る」リンクを表示させる
- カテゴリ分けや導線設計で回遊させる
といった工夫で十分に運用できるケースも多く、個人サイトや小規模サイトであれば大きな問題にならないことも少なくありません。
月別・年別アーカイブが自動作成されない点について
WordPressでは、投稿年月ごとのアーカイブページが自動的に作成されますが、Studioにはそのような仕組みはありません。
そのため、
- 「2024年の記事一覧」
- 「2025年○月の記事一覧」
といったページを自動で生成することはできません。
これもブログ運営において必須かというと、必ずしもそうではありません。
最近では、月別・年別アーカイブをほとんど使わず、カテゴリやタグ、関連記事導線を重視するサイトも増えています。Studioの思想としても「構造で整理する」というより「デザインと導線で見せる」方向性が強いと言えます。
※代替案として、「2025年」「2024年」といったカテゴリーを作成し、記事をそれぞれ分類することで年別・月別の記事一覧を作成することができます。
Studioが向いていないケースとは?【結論】
次のような要件がサイトの中心になる場合は、Studio以外のツールを検討した方が良いでしょう。
- 会員制サービスやオンラインサロンなど、ログイン機能が必須のサイト
- 商品販売や予約決済が事業の中心となるサイト
- 業務システムと深く連携するWebサイト
- WordPressの複雑なプラグイン機能を前提としたサイト移行
- ソースコードを完全に自由にカスタマイズしたい場合
これらのケースでは、WordPressやShopify、あるいはスクラッチ開発の方が適している場合があります。
Studioの特性を理解して最適な選択を
Studioは、何でもできる万能ツールではありませんが、デザイン性、運用のしやすさ、表示速度、外部サービスとの連携といった点において、非常に完成度の高いWeb制作ツールです。
重要なのは、Studioでできないことに目を向けすぎるのではなく、自分の目的に対して十分かどうかを見極めることです。
「この機能はStudioで実装できるのか」
「自分のビジネスにStudioが合っているのか」
と迷った場合は、新ゆりデザイン事務所にご相談ください。
目的や運用規模、将来的な展開を踏まえた上で、Studioが最適かどうかをプロの視点で判断し、必要に応じて代替案も含めてご提案します。

